Architect
Yasuhiro Tsujino













建築家『辻野恭弘』とはこういう人物です。
建築家という職業はまだまだ限られた人の為の特別な存在と思っている人が多くいます。
このHPを見て建築家をもっと身近に感じて貰えたらと思っています。



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Yasuhiro Tsujino













私の資格・役職などお話します。
一級建築士とインテリアプランナー
小学生の頃TVで『ライスカレー』というドラマを見て、そこに出ていた若かりし時任三郎 がカナダでログハウスを作るというシーンが何だか格好良くて、将来は家を作る仕事をしよ うと思いましたね。だから大学も何の迷いも無く建築学科に通いました。卒業して数年後に カナダへログハウスを勉強しに行きましたが、実際ログハウスを作ってみると、自分はチェ ーンソーで作る側ではなくて、設計図を書く方が合っていると分ったので建築家になった訳 です。25歳頃にインテリアプランナーを取得して30歳頃に一級建築士取得となりました。
会社員もやってました
大学を卒業してから34歳頃までは建設会社や住宅会社の会社 員やってました。いつかは個人で仕事をしようと思っていた ので、逗子に自宅を建てたら都内の会社に行くのが面倒にな ってちょうど良い機会かなと思って独立したんですよ。だか ら結構会社員時代も長くて常識的なんですよ。(笑)
管理建築士が大切
管理建築士というの結構大事な資格なんです。一級建築士は 勉強すれば試験に合格できるのですが、管理建築士は自分で 設計事務所を運営管理した実績がないと取得する事が出来な い資格で、ある程度仕事の流れや良識などの実務知識が必要 とされるのです。だから建築家に依頼するときはこれもちゃ んと見ておくと良いですよ。




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Yasuhiro Tsujino







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逗子でのんびり暮らしながら仕事しています。

逗子に引っ越してきたのは9年くらい前です。それまでは埼玉県に住んでい ました。最初は埼玉県で土地探しをしていたのですが、たまたま週末に海 を見に行こうと思い立って西川口駅(その当時住んでいた)で海に行きや すい駅を探したら、たまたま逗子が近いんじゃないかと思ったんですよ。 それで逗子駅に着いたら駅前に新しい不動産屋さんがオープンしていて、 またたまたま寄ってみたらそこの営業マンに色々な物件を紹介・見学に連 れ回されてその中に今の土地があったのですよ。直感でここだ!と思いま したね、でそこからは早かったですよ。(笑)翌週か翌々週には購入を決 めてましたから。本当に不動産ってのはめぐり合わせなんだなと感じたも のです。
と言うわけで今もその場所、逗子に暮らしています。その直感に間違いな かったですね



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Yasuhiro Tsujino















一人で『くじら建築設計室』やっています。

(何故"くじら"なんですか?)
辻野:深い意味は無いんですよ。海に近いところで設計事務所をやっているというこ とでくじら建築設計室と名付けました。

(良い事務所名ですね。逗子・鎌倉・葉山で設計事務所ということなのでデザインや 素材にこだわった設計が多いのですか?)
辻野:今はそんなに余裕のあるお客さんはいませんね。みんな限られた資金の中でや りくりしながら建てるのであまりデザイン的な設計はしません。私はむしろ小さくて シンプルな形の住宅が一番住み易いと考える建築士なので厳しい資金繰りというのは 私に合っているんじゃないですかね。(笑)

(小さくてシンプルな住宅というのは?)
辻野:はい、小さい住宅は例えば55uくらいの一戸建てとか、立方体の建物とか。こ ういう家が実は一番暮らし易いんですよ。家の隅々まで目が行き届くし、メンテナン スも楽チンですから。私の作る家の半分は鉄筋コンクリート住宅です。(もちろん個 人住宅です)鉄筋コンクリート住宅は元々単価が高いですからどうしても小さくシン プルに設計して出来るだけ経済的につくる事になる訳です。それを繰り返していたら 小さい家は良いぞ、シンプルな形は掃除も楽だぞ、という風に。


(面白いですね。厳しい条件から真理 みたいなものが芽生えたのですね。と ころでその設計はお一人で作業してい るのですか?)
辻野:個人の設計事務所なので基本的 には一人で設計します。忙しい時は設 計事務所の仲間やフリーの建築士に手 伝って貰ったり。たまに奥さんに手伝 って貰ったりしてます。(実は妻も建 築技術者なんです!)
今はスタッフを入れてどんどん仕事を 進めるよりも、一人で自分のペースで 設計するのがGOODだと思っていま す。忙しい時は仕事を断われば良いで すし、暇なときは自分なりにのんびり していれば良いのですから。


(なんだか悠々とした仕事スタイルですね。一人で設計事務所は気楽で良いですね。)
辻野:そればかりじゃないですよ!






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Yasuhiro Tsujino











住所:神奈川県逗子市
敷地面積:109u
構造:木造2階建て
面積:75u
家族構成:夫婦2人

完成:2005年12月
建築費:1435万円

設計:辻野恭弘
施工:泣Rイズミ




夫婦2人の暮らし

子供のいない私たちの暮らしい
つも二人です。そして私は自宅
で仕事をしているので殆どの時
間が二人でいる事になります。
建築のこと、家のこと、友達の
こと、TVのこと、新聞の出来
事などいろいろな事について話
し合って笑ったり怒ったり悩ん
だりです。春や秋、窓全開でリ
ビングで二人並んで昼寝してい
る時は本当に気持ち良いんです
よ。




75uの小さな家
 がちょうど良い
家は木造2階建て75uの小さな家です。この家には個室がありません。夫婦二人だか ら必要ないと思ったのです。(でもやっぱり着替える場所くらいは必要だったかなと思 っています。笑)ある部屋はリビング、和室コーナー、ダイニングキッチンだけ、言っ てみればLDK住宅。二人暮しには広いリビングさえあれば十分でしたね。本当はお金 が無くて出来るだけ経済的にと言うことで苦肉の策で小さく、シンプルにと考え出した 案だったのですがこれが正解。今では無駄なく小さく作ることがベストだと思っていま すから。


寒い、カビ、虫!


●極寒!
最初の冬は本当に寒かった。また広い空間は暖 房器具を付けてもなかなか暖まらないのです よ。それまでマンションで暮らしていた身には 最初辛かったです。(翌年には慣れてしまいま すが)
●カビる!
海に近くて山の中という特異な立地なので、湿 度が物凄いのです。革製品は殆どがカビてしま いました今でも洋服やカバン、靴など湿気を考 えてお買い物します。
●虫注意!
アリ、ゲジ、ムカデこれまであった事の無いよ うな虫達が家の中をたまに歩いているんです よ。最初は気持ち悪くてダメでしたが、もとも と虫が暮らしていた山の中に私たちが後から浸 入したのだから仕方の無い事で、今ではこれも 共存なんだと思うようになりました。
●自然なのだから
トラブルや不便、不満はたくさんあるけれど、それも自然の一部なのだと楽しむことが 大事です。きっと便利で快適な暮らしも良いのだけれど、こんな不便さも良い思いでに なるものですよ。


都会からの移住

昔からある土地を購入したので、周り に住んでいる人たちはみんな地元の人 で、住み始めた当初は完全に新参者で した。でも逗子という街は昔からの習 慣に捕らわれた雰囲気があって、そこ から抜け出そうと新しい人やものには 優しいのかなと感じます。だからすぐ に溶け込む事が出来ましたね。そうい う意味では逗子は良かったなと思いま す。以前に住んでいた埼玉県ではマン ションのお隣さんの顔も知りませんで したから。随分生活環境は変わりまし たね。





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Yasuhiro Tsujino













逗子の家T
自宅兼スタジオとして建築した、75uの小さなシンプルな家で す。無装飾、無塗装の家は住みながら自分色が付いていくはず です。



横須賀の家
横須賀の高台にある家族4人のお家。ポップで可愛らしいイン テリアは施主のセンスの良さの表れですね。



辻堂のリフォーム
リビングと外構のリフォームです。木や緑が好きな自然派志向 のお客様です。



横浜の保育園
横浜市にある保育園です。RC造3階建ての建物の屋上は園庭 をつくって子供たちの遊び場としています。



広尾の共同住宅
広尾の高級賃貸住宅です。真っ白な外壁にアール開口、アイア ン金物はパリのアパルトマンスタイルです。。



逗子の家U
天然木の無塗装外壁です。内装は無垢材の床など天然素材にこ だわった川沿いの邸宅です。



茅ヶ崎の集合住宅
茅ヶ崎駅前の集合住宅。シンプルでモダンな外観とRC構造躯 体の見える無機質な室内は都会的に仕上げています。





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Yasuhiro Tsujino










相談するだけなら"無料"です

 『建築家』を知っていますか?奇抜なデザインをする芸術家だとか、専門知識で設 計する技術者だとか偏った見方をしていませんか。中にはそういう先生の様な偉大な 建築家もいるけれど、大半の建築家はけんちくが好きな普通の人です。普通の会社員 やお店の店員さんたちと同じです。
 普通、何かお買い物をするときにその商品について聞いてみたり触ってみたり店員 さんに相談しますよね。建築家も同じです。実際に新築したりリフォームしたりする 時にはしっかり相談するのが大切ですしそれにお金は掛からないはずです。店員さん は有料じゃないですよね。
 でも建築家と店員さんとの大きな違いは、家を"売らない"という事です。
       (建築家は家を"考える"ことが仕事ですから)
一度、自分の周りにいる建築家に話しかけてみてください。きっと住宅会社や建設会 社の家を"売る"人達とは違った話しができるはずですよ。









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